愛ランド教会ファミリー礼拝メッセージ


BC1400年頃、エジプトのナイル川河口(ゴシェン)において、エジプトの奴隷となっていたイスラエル人約200万人は、指導者モーセに導かれ、約束の地(今のイスラエル地域)に向かって脱出しました。エジプトの王ファラオは、イスラエル人の出発を頑なに認めようとしませんでしたが、数々の災いがエジプトに起こり、イスラエル人の出発前夜には、ファラオの息子を含め、エジプト中の初子が死ぬという悲劇に至り、ついに全てのイスラエル人がエジプトを出発することになりました。
出発に先立ち、神様はイスラエルの民に向かって、傷のない最良の羊(あるいはヤギ)をニサンの月(ユダヤ暦の最初の月)の10日に選び、14日まで吟味し、14日の夕暮れに屠り、その血をイスラエル人の家々の二本の門柱と鴨居に塗ることを指示しました。
神様はその血が塗られたイスラエルの家々には、災いを過ぎ越され、初子が死ぬことがありませんでした。神様はこの出来事をイスラエルの記念とし、過ぎ越しの祭りを定められました。今でも過ぎ越しの祭りはイスラエルの大切な記念になっています。
エジプト脱出から1400年ほどの時が流れ、まさに過ぎ越しの祭りがイスラエルの神殿において行われる際、捧げものとして選ばれた羊が神殿に連れてこられるニサンの月の10日、イエス・キリストは「神の子羊」として、旧約聖書の預言に沿ってロバに乗ってエルサレムに入城されました。神の国の到来を待ち望む群衆は、メシアが来られたことを歓迎しましたが、14日まで調べ上げられるイエスを最後まで支えるものは誰もいませんでした。イエスの罪は一切見出されませんでしたが、ご自分をメシア(救い主)として現された故、ニサンの月の14日に十字架にかけられました。彼のいのちが捧げられ、血が流されたことを通し、全人類の罪の贖いがなされたのです